| 契約種別 | 請負契約 | 委任契約 |
| 仕事の完成責任 | あり | 原則なし |
| 指揮命令 | 受託者 | 受託者 |
| 作業場所 | 原則として受託者の責任・権限で決定 | 指定なし(受託者側の場合が多い) |
| 下請けの利用 | 可能 | 原則として不可 |
| 欠陥・不良の責任 | あり(「瑕疵担保責任」、通常1年) | なし(「過失責任」はあり) |
| 納期遅れ責任 | あり(「債務不履行責任」) | 原則なし |
| 報告義務 | なし | あり |
| 著作権の帰属 | 原則「受託者」 | 原則「受託者」 |
※「契約」において、特段の定めをしておかないと「知的財産権」(著作権、特許権等)は、「受託者」に帰属することになります。
したがいまして、自社の「特許権」「著作権」「ノウハウ」につき、「契約書」にどのように規定するかは、「知財戦略」として「契約締結」上の大きな経営課題であります。